屋根材の種類と特徴

事業内容

もっとも軽量でアールを含めてもっとも自由な形状に屋根を造ることが出来、最近では超耐候性鋼板
のガリバリウム鋼板などを使った屋根が多く使われています。材料そのものに断熱性能がありませんから、屋根の下の断熱対策は必須ですし、雨音などの防音も考えておく必要があります。また、耐候性の悪い材料などは数年に一度といった塗り替えも必要ですから、価格だけにとらわれず、メンテ費用も考えた材料選択が必要な材料です。

スレート屋根

天然のスレートを使った屋根もありますが、住宅屋根の代表格は「カラーベスト」「コロニアル」といった商品名で知られる、彩色石綿セメント板という薄いスレートの屋根材です。この材料も、材料の厚み、デザインなどから、値段はピンキリです。安いもので3,000円/m2から、高いものだと10,000円/m2近くになってしまいます。また、天然スレート以外は屋根材の表面を着色している材料が多いため、10年以上経つと色落ちが始まり、表面だけを塗り直す必要があります。

瓦屋根

日本瓦、洋瓦とひとくくりでは言えないほど、形状も形も様々です。ただ、材料自体が重いので耐震性も上の2つの屋根材を使う建物よりも強いものが要求されています。でも一度葺いてしまえば、メンテナンス不要なほどの耐久性があります。なお、日本は世界でも有数の地震大国であるため、近年は屋根の耐震性がより重視されるようになってきました。これにより、屋根の葺き替え時に、重い瓦屋根から金属屋根やスレートに変える住宅が多くなっています。

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